Event Reports
大阪 Study Group Meeting 2015 March 1st Report
Osaka Study Group Meeting 2015 March 1st Report
We had another wonderful meeting on March 1st.
The theme for this meeting was "Where is ~?" and how to give directions.
At the beginning we sang a song. We changed the verse and put the target sentence pattern into the verse so that the students can review as they sing the song.
With practice Key 1, how to introduce in, on, under, by was demonstrated. The idea of using a chair of a doll house was unique and we all enjoyed it.
Where's the ball? It's on the chair. Oops! There's a hole! Now it's under the chair!!
DRILL with a good rhythm and tempo! That was the point!!
Giving directions seems to be a popular topic that appears in most junior high school textbooks as well as in elementary school English activities. With the Model, Action, Talk (MAT) METHOD, students will get a lot of chance to practice before they are told to USE the language. Thus they will be able to use English naturally with confidence.
We enjoyed Activities where we found where the eggs are, gave directions and got some candy, sang a Bunny Hokey-Pokey and made some paper butterflies which flew to the flowers. We all had fun.
Our next Study Group Meeting is coming soon. We are looking forward to seeing you there!
(IIEEC OSAKA スタッフブログ)
大阪Study Group Meeting 9月7日(日)開催レポート
9月7日には関西圏のみならず、石川県、徳島県、そして千葉県からも先生方にお越しいただき、一緒に勉強できましたこと、ありがたく思っています。先生方の子どもを思う熱い思いでがぜん会場はヒートアップしましたね。その様子をレポートします。
最初はいつものように楽しい歌で始まりました。今回のターゲットセンテンスのWhose bag is this? It's Mickey's bag. It's his bag. の定着を助けるように、替え歌を作りました。元の歌はOxford出版社の "Let's Chant Let's Sing Book 2" p.27の "Whose Watch Is That?" です。今回は文法が難しいので、復習として歌を使うことを提案させていただきました。生徒さんもこの歌を歌うことで楽しみながら所有格を覚えていただければと思います。
Practice Key 1 では可算名詞と不可算名詞の概念をどのように教えるかが焦点でした。MAT METHOD では不定冠詞のa/an にもAction をつけます。そしてそのAction を背中に隠すことでここではa/an が必要ないということも子どもたちに意識させます。英語の文法をどのように教えるかについては学習者の年齢を考慮する必要がありますね。小学校低学年までの生徒さんですとまだ論理的思考ができませんから、ルールを説明するよりもたくさん発話することを通して、なんとなくa/an が必要な時と要らない時があるぐらいの理解でいいのではないでしょうか。Action を使うことで必要な時とそうでない時を身体も使って覚えられますね。小学校3年生以上になってくると生徒さんによってばらつきはあるかと思いますが、かなりしっかり「論理的に考える」、「自分でルールを発見する」、あるいは「ルールを使って未習の場面で応用する方法」がわかってきますから、その年齢以降は、必要に応じて「数えられる」「数えられない」の意味とルールを少し明示的に教えていったらいいと思います。 MAT METHOD ならば楽しい雰囲気で動機づけを維持しつつ、たくさんの練習を可能にします。たくさんの英語に触れること、自分の声を使ってはっきり発話すること、それが言語学習の基礎となるのではないでしょうか。
たくさん練習をするための手立ての一つにLearning Activityをします。今回のActivityはずばり「蠅たたきゲーム」です。文章を言い終わったら、必要に応じてa,an,×を蠅たたきでたたく!!!大人の皆さんの必死さが素敵でした。
Practice Key 2 では、Mickey's / Minnie's / his/ her を中心に所有格を教えていくステップの確認をしました。ここでもAction が大活躍。主格と所有格で別のAction を使うことで違うことを言っていることを意識させます。男性と女性で使い分けるということもAction でクリアになりますね。また、今回のように少し抽象的な概念を教える時には、必ず日本語で意味確認をしましょう。そしてそのあとは楽しみながらたくさん発話してどういう時にhis を使い、どういう時にherを使うのか、すぐにぱっと言えるぐらい練習をしていきました。
ここでのLearning Activity はサイコロを使って速攻で英語で発話するゲームと、実際にクラスにある、誰かさんの所有物を使って、"It's Yuko's pen. It's her pen." と言わないと、それを返してもらえないゲームを紹介しました。本物を使うゲームをすると実際の生活場面で習った英語をどのように使うのかがわかりますね。「実際の生活の中にある物を使う」ということも意識的にレッスンに取り入れていきたいことのひとつです。
さて、お楽しみのHalloween Activity ですが、歌あり、Story Telling ありで大いに盛り上がりましたね。一見魔女の帽子みたいだけと "Whose hat is this?" えっ?骸骨の帽子だった??驚きですね。そして、勝者へのご褒美は一口ゼリーで作った蜘蛛でした。ぜひぜひ、生徒さんたちと楽しんで下さい。
次回のStudy Group Meeting は11月23日です。たくさんのみなさんとまた会えますように。
大阪Study Group Meeting 6月22日(日)開催レポート
いつもたくさんの先生方にご参加いただきありがたく思っております。今回紹介したアイデアは先生方の教室でお役にたっていますでしょうか?
それでは6月22日に行われた大阪Study Group Meeting の報告をします。
1. Warm Up Song
オープニングはいつものように楽しい歌から始まりました。
アメリカでは誰でも知っている小さいお子さん向けの音遊びの歌 "Apples and Bananas" のメロディーに乗せて、今回のキーセンテンスを盛り込んだ替え歌を楽しみました。このように歌に乗せると楽しみながら文法も覚えられますね。皆さんもいろいろと替え歌を作ってみてください。(Picture: Warm Up Song)
2. Practice Key 1
ここでは"What do you like?" "I like ice cream."というセンテンスパターンでMAT METHODの基本的なステップの復習をしました。まずはカードをメニューに見立てて、どんなものがあるのかなと生徒の興味を引き付けて、vocabularyを導入します。発音で気をつけないといけないところはどこかなど、先生は常にいろいろと計画を持ってレッスンを行う必要がありますよね。また、ポイントになるところでは日本語も使ってきちんと意味の確認をすること。忘れがちなステップですがlearning gapを最小限にするためにも大事なステップです。毎回のレッスンプランにきちんとメモをして忘れずに行いたいものです。(Picture: PK1)
3. It's Your Turn 1
少人数のグループに分かれて実際に先生役になり練習をしました。参加していただいた先生方からは活発に質問が出て、とても有意義な時間となりました。ついつい羽目を外してしまう男の子にはどのように対応したらいいのかとか、MAT Practice Systemの一部に出てくる4拍子のリズムを保つにはどうすればいいのかなど実際にやってみて、確認し合い、教え合い、深い学びの時間となりました。
4. Practice Key 1 Activity
カードさえあればいつでもどこでもできる Memory Game と、縦、横、斜めに3つ最初に並べたほうのチームが勝つ Tic-Tac-Toe のメモリーゲームバージョンをしました。 短時間でたくさんの英語を言って練習することができる学習につながるゲームです。(Picture: PK1 Activity)
5. Practice Key 2
ここではすでに学習済みの"What do you like?" から"What do you like to do?" を対比し、そして生徒の気づきを導いて導入する方法を紹介しました。「名詞」や「動詞」という文法用語はあえて使いませんが、それでも後ろに来るのが「名詞」の時と「動詞」の時とでは文の形が違うのだという事を常に意識して先生方は教えないといけませんね。Action を使って英語を教える MAT METHOD ならばそのようなことも無理なく教えることができます。更に Word Cards を使えば視覚的に生徒
さんの理解と定着がよくなります。これも大事なポイントのひとつです。 (Picture: PK2)
6. It's Your Turn 2
再度、小グループに分かれて練習をしました。 Word Cards はいつ見せるのがいいのか?それはなぜかなど、勉強になりましたね。
7. Practice Key 2 Activity
サイコロを使ってたくさんの英語を言うゲームです。ともすると単純になりがちですので、先生と同じ目が出た人に extra points などと変化をつけるといいですね。また動詞の後ろの目的語を変えると英語で言えることも広がっていきます。バリエーションとして紹介したのは eat, drink, play だけが書かれたサイコロでした。生徒さんは I like to eat ice cream. I like to eat cake. など、目的語を変えてたくさんのことを言う練習をすることができます。皆さん楽しそうでしたよ。
8. Summer Activities and Songs
今回も盛りだくさんの歌やActivityやStory Tellingをご紹介しました。
1) Story Telling "Watermelon Seed"
種を飲み込んでしまった! そこからいろんな想像が・・・。最後にオチもあり、生徒さんにも喜んでいただける素敵なお話だと思います。
2) 替え歌版 "Watermelon Song" と"Pass Watermelon balloons Game"
音楽が止まったところでビーチボールを持っていた人はみんなの質問に答えます。スリルがたまりません。(Picture)
3) Song "Down By the Bay" と韻を踏む楽しさ体験
この歌には goose kissing a moose などと言った韻を踏む歌詞がたくさん出てきます。その前にまずは日本語で韻を踏むってどういう事か楽しんでみよう!!時にはラップ調に唱えたりして...「韻を踏む!」気持ち良かったですね。
4) "Watermelon Phonics Game"
3 letter words を読んで音のつながりで仲間を探そう。うまくいけばスイカが完成するはず・・・。
5) "Carrying the Watermelon Game"
大人数で楽しくワイワイできそうです。 Body parts が言えれば英語初心者も楽しめます。ペアで協力して背中ではさんだり、頭ではさんだりしてスイカを運びましょう!!
6) クラフト
トコトコと歩く姿がかわいらしい。生徒さんたちとぜひ。
ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。
そして暖かいコメントや感想にいつも励まされております。
また次回もお目にかかれますように。
IEEC大阪
(IIEEC OSAKA スタッフブログもあわせてご覧ください。)
大阪MAT 2-Day Seminar 2014年1月 浦野弘子先生レポート
1月に大阪で行われたMAT 2-Day Seminarに参加された浦野弘子先生の体験レポートです。
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兵庫県豊岡市 浦野英語教室 浦野弘子先生
1月のMAT2-dayセミナーに参加しました。今回も、仲田利津子先生に会えるというワクワク感一杯でした。席も一番前に陣取って(笑)。先生のオーラを感じるだけでも幸せなのですが、日本の英語教育に関するお話、マットメソッドの指導法、子どもたちとの接し方、クラスのマネージメント、アクティビティーのアイデア、どれも役に立つお話ばかりでした。
実は私は今回も含めて3回利津子先生の2-day セミナーに参加しています。
初めて参加した時の感動は今でも覚えていて、一流の指導者というのはこういう人を差すのだと思いました。
先生の指導は、テンポよく、私たち受講者を動かす力がありました。本当にいつのまにか英語をたくさん発話しているという感じです。教室を始めた頃は、レッスンにほとんど集中しないやんちゃな男の子たちに悩まされていましたが、教わったことを一つ一つレッスンに取り入れるにつれ、子どもたちは明らかに変わっていきました。どんなにしんどそうにしていても、6セカンドドリルになると急に元気になって楽しそうに身体を動かし、英語を発話するんです。初めて参加した二日間のセミナーの内容は録音し、先生が話されたことを一字一句、ノートに書き留めました。この作業を終えるまでに半年かかりましたが、先生のどんな教えも身につけたいという思いでした。
セミナーでは毎回、新しい学びがありますが、今回のセミナーでも、新しいアイデアを教えて頂きました。
例えば、生徒が来る前に、ピクチャーカードをテーブルの上に置いておきます。すると教室に来た子どもたちは、勝手にそのカードを手に取り、カードの英語を言って遊ぶというもの。それまでの私は、子どもたちが教材にふれようとすると止めていたのです。実際に置いておくと、子どもたちはカードの英語をお互いに言いっこして遊びますし、つい最近は、6年生の女の子クラスで9枚の動詞カードを置いておいたら、2人がそれを並べて覚えて裏返し、それが何であったか当てるというゲームを勝手にやり始めました。
また、別のアイデアですが、指人形をわざとにテーブルにおいておきます。すると子どもたちは必ず、その指人形で遊びたがります。そうしたら「人形に指入れたら、日本語禁止。英語だけだよ」と言います。すると子どもたちは、英語がでて来ないので無口になり、人形に指を入れようとしなくなりました。でも、このルールがあれば、人形で遊んでしまうということを防ぐことができますし、子どもたちの意識が変わります。
あと、Mumbling (もぐもぐ)、Goldfish (口パク)、Parroting (おうむ返し)している子って必ずいます。そんな時はその子にカードを近づけなさいと。これをすると、どんな子も大きな声を出して集中するようになります。どうしても、おしゃべりしている子とか、言うことを聞かない子に意識がいってしまいがちですが、この方法で、大人しい子にも意識がいき、声を出させることができます。
いくつか教えていただいたアクティビティーのアイデアも簡単ですぐレッスンに取り入れました。こういったアクティビティーで、全員で練習する時には声を出したがらない子どもも一生懸命やります。
今回のセミナーで一つ印象に残ったこと。それは、
「子どもに英語をmemorizeさせるのではない。remember させること」です。
memorize は英英辞書をひくと"commit to memory"「意識して暗記する」。
remember は"to keep an important fact in your mind"「重要なことを心にとどめておく」となっています。
丸暗記はすぐ忘れるけど大事なことはしっかり覚えて忘れにくいですからね。
Remember きょうやったことを覚えている。
Recall 今までやったことを思い出させる。
Retain 何年も覚えていてもらう。
この3Rsを毎回のレッスンでやりなさいといわれましたが、本当に子どもたちの英語習得にとても大事なことと思います。
「レッスンがうまくいかないのは先生の指導が悪いから」
「子どもの間違いは先生のウィークポイント」
レッスンが思い通りにいかない時、いつも先生の言葉を思い出します。
他にもたくさんのことを教わりました。少しづつですが、また続けてレッスンに取り入れていこうと思います。
マットメソッドの良さは「即効性」です。このメソッドを取り入れてから、私のレッスンが目にみえて良くなりました。
利津子先生、ありがとうございました。
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浦野先生、ありがとうございました。
浦野先生には2010年9月の第一回Meet the Teachers に出ていただきました。 先生のご活躍をどうぞこのページからもご覧ください。
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大阪MAT 2-Day Seminar 2014年1月 竹内陽子先生レポート
1月に大阪で行われたMAT 2-Day Seminarに初めて参加された竹内陽子先生の体験レポートです。
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1月の2-DAY MAT セミナーに初めて参加させていただきました。
以前より大阪でのStudy Group MeetingでMAT を学んでいましたが、
この度のセミナーは、さらに掘り下げた内容で、非常に充実した2日間でした。
MAT Method をステップごとに教えていただき、『なぜそうするのか』、
『どうやって進めるのか』を知ることで、MAT Method の素晴らしさを
あらためて知ることが出来ました。
Ritsuko先生の言葉はどれも、児童英語講師としてどうあるべきか、
なにをすべきなのか、私自身に突きつけられるものばかりでしたが、
その中でも特に心に残っているのは、
"All results are reflections of the way you teach."
「すべての結果は、あなたの教え方が反映している。」でした。
このセミナーを通して、何より私自身の意識が変わりました。
レッスンプランをたてる時も、1年後、3年後のクラスを見据えて、
広い視野を持つように心がけています。
また、レッスンのすべての活動に、「なぜこれをするの?」
「何のために?どうやって?」と自問するようになりました。
また、セミナーの中で紹介されていたMI(Multiple Intelligences)の考え方も
とても参考になりました。 自分がどの傾向にあり、クラスの生徒たちの
傾向を知る事で、クラスの運営が以前よりスムーズになりました。
セミナーで学んだことを活かし、私のレッスンでも具体的な改革を進めています。
特に効果が高いと感じたのは、以下の4つです;
1つは、少人数のクラスでも毎回リーダーを決めることです。
リーダーには生徒同志でQ&Aをしてもらったり、先生の手伝いをしてもらいます。
子供たちはリーダーになりたくて、自ら質問を考えてきたり、積極的な姿勢を見せてくれます。
2つめは、Review の時間をしっかりと取る事です。 すべての活動に既習の表現を
取り入れることで、子供たちは常に自分たちで考えます。
3つめはTELL をレッスンに取り入れたことです。
自分たちで考え、みずから話すことで、子供たちが自信をつけていくのが分かります。
4つめは、1~3すべてに言えることですが、先生が安易に答えを言わない、生徒の
発話を「根気よく」待つ、という事です。 セミナーの中で言われていた
生徒同志で教え合う、" peer learning " がとても効果的で、自分たちで考えたことは
定着が良いということを実感しています。
これからも、生徒が中心となり、Ritsuko先生のおっしゃる "80% Student Talk Lesson"
を目指して、MAT Method を学び、自身のレッスンに活かしていきたいと思います。
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竹内先生、ありがとうございました。
初めて2日間のセミナーで学ばれたことを、さっそくたくさんのことをレッスンに取り入れられ
効果を得られていらっしゃるとのこと、大変嬉しく思っております。
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