9月8日に開催されたIIEEC大阪Study Group Meetingには、たくさんの先生方にお越しいただき、本当にありがとうございました。そのStudy Group Meetingの様子を報告させていただきます。
オープニングはいつものようにトピックにちなんだ歌です。”The Mulberry Bush”のメロディーにのせて、”What do you do every day?” や”Do you study every day?” といった今回のターゲットセンテンスを歌いました。先生方もぜひこの替え歌づくりに挑戦してみてください。意外とはまりますよ。そして慣れてきたら生徒さんに歌詞を考えてもらうのもいいですね。定着がよくなるのももちろんですが、なんといっても楽しいです。(写真:WU Song)
PK1では”What do you do every day?” “I watch TV every day.”という言語材料の教え方を紹介し、MAT Practice Systemの基本的なステップを復習しました。大事な導入部分では本物のヨーグルトの容器とか水のペットボトルを見せて生徒たちの注意をひきつけます。毎回このような小さな積み重ねをすることで、状況から何が話されているのかを類推する力もついてくるのではないでしょうか。勉強する気持ちが高まったところで単語から導入です。日本語にはない英語の発音(例えばtake a bath の最後の/th/など)は出し方も丁寧に教えます。その後はまるでゲームのようなDRILLへ。DRILLはスピードとリズムが命。それを可能にしているのがMAT独特のカードの繰り方です。初めて来られた先生方にはこのカードの繰り方が難しかったかもしれませんが、生徒たちの注意をそらさず、そして短時間でたくさんの英語を発話することを可能にし、そんな十分な練習によって、英語を話すために必要な口の周りの筋肉を作っていけるのはこのカードの繰り方のおかげです。ぜひマスターしてくださいね。(写真:PK1 Intro 2)
デモンストレーションの後はグループに分かれて順番に先生役をしながらさらにMATのステップを確認しました。参加いただいた先生方からは「見るのとやるのとでは違うな。」「やってみたらボロボロだった。」「難しい。」「なかなか覚えられない」などの声も聞きます。上達するにはやっぱり練習が必要です。鏡の前でやってみてください。デモンストレーションをさせていただいている私たちも鏡の前で練習しています。練習あるのみ!!!!!!一緒にがんばりましょう。
その後、生徒さんの年齢やクラスのサイズにあわせた3つのLearning Activityを紹介しました。例えば年少さんならばやっと自分や家族以外のお友達の存在に気づき、ほかの人とかかわろうとし始めるそんな時期ですよね。だからこの年齢のお子さんには競わせるというよりも協力してできるゲームをすることのほうがむしろ発達段階に合っているのかもしれません。同じ幼稚園児といっても年長さんになるとチーム対抗でできるゲームに魅力を感じるようになってきたりします。さらに、ずっと年齢が上がって小学校高学年から中学生ならば知的好奇心を満足させるようなそんなひと工夫が必要になってくるでしょう。学習する環境によってもActivityをアレンジする必要がありますよね。しっかり動けるスペースがあるのかどうか、生徒さんの人数は多いのか少ないのか。生徒さんたちの性格とかいろんな要素を考えないといけませんね。今回はそのようなアレンジ例もすこしだけご紹介しました。(写真:PK1 Activity)
PK2では”Do you watch TV every day?””Yes, I do.” “No, I don’t.”という表現の教え方をご紹介しました。最初に教えるのが”Yes, I do.”そのあとでQuestion Formを教えるのでしたね。この二つがしっかりできるようになってから”No, I don’t.”を初めて導入します。このようにSmall stepを積み重ね、新しいことをひとつずつ教えるのがMAT METHODの理念のひとつです。(写真:PK2 (Yes))
毎回、後半部分で季節にあったActivityやcraftや絵本を紹介しています。
まずは楽しい絵本”Where Is My Mummy?”の読み聞かせを楽しみました。なかなか寝に行こうとしないミイラの坊や。最後にもう一回とお母さんミイラとかくれんぼ。ガサゴソ音がするたびにビクッとはしますが、”I’m not scared!”と言い張ります。最後に彼が出会ったのは・・・・・・・。生徒さんたちとぜひ楽しんでください。(写真:Story Telling 2)
そして、ご紹介したたくさんのSong, Chants and Activities。今回は小さいお子さんにも楽しんでもらえるものと文字もすすんで読みたがるぐらいの年齢に達した生徒さんまで楽しめるようにそれぞれの年齢にあったものを紹介しました。その中からひとつActivityを紹介しますね。
Level: Kindergarteners and lower graders, beginners
Materials:
- die (colors -red, yellow, blue, pink, green, orange)
- die (number 1-3)
- worksheet “Haunted House with ghosts”
Downloaded from “Activity Village”
- timer
- a set of colored pencils for each team
Object: To practice colors and numbers.
Language: Color three ghosts yellow.
How to play:
1. Enlarge the worksheet to A3 size.
2. Give the sheet to each team.
3. The first player throws 2 dice (a color die and a number one).
4. The others tell the player “Color three ghosts yellow.”
5. The player picks up a yellow pencil and colors three ghosts in the sheet.
6. Take turns and do the same.
7. See how many ghosts they can color in 3 minutes.
楽しいうちにあっという間に3時間が過ぎていきました。今回紹介させていただいたことをぜひ実践してみてください。そして感想などを聞かせていただけると嬉しいです。