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Meet the Teachers (パステルルーム英語教室)

◆アルクKiddy CAT英語教室 パステルルーム校◆ 
石川県白山市  長田 幸子 先生

【MATメソッドとの出会い】

アルクのKiddy CAT英語教室では「Bコース(小学校低学年から始めるコース)」のテキスト監修を仲田利津子先生が務めていらっしゃいます。そのため、以前からMATメソッドのことは知っていました。ただ当初は「動詞は動作と一緒に導入する事で定着を高める」という程度の認識しかありませんでした。

2年前に「IIEEC-OUP児童英語教師認定講座」や「MAT 2-Day Seminar」に参加したことで、それはほんの一部でありMATの本質はもっと深いところにあるということを知ったのです。それまでもカリキュラムに添ってレッスンを進めていたので、「ボキャブラリー⇒センテンス⇒質問文」という手順は踏んでいました。
しかし、最初のボキャブラリーの段階で導入がきちんと出来ていないため、次のセンテンスの導入がスムーズに行かないこともしばしばでした。

質問文の導入に至っては、私から生徒への一方通行のリピート練習ばかりしていたため、生徒同士のペアプラクティスまでは到達しませんでした。開講してから7年目に入って教室運営に慣れてきたとはいえ、自分の指導法にはまだまだ自信がなく、満足もしていませんでした。そのうえ保護者から「定着度が低いように思える」という辛口の評価をいただいてしまったのです。

そんなときオーナーを務める夫から東京の「IIEEC-OUP児童英語教師認定講座」に参加することを勧められたのです。そしてMATメソッドについて本当にたくさんの事を学んだのです。

【ゲームとアクティビティ】

先に書いたとおり、リピート練習が中心のレッスンは、子ども達は慣れてくるとすぐに飽きてしまう…そのため安易にゲームを取り入れて子ども達の注意を引こうとしていました。その頃私が主に取り入れていたのは、ボキャブラリーが聞き取れさえすればできる「カルタ取り」や「ビンゴゲーム」などでした。それでも少しでも発話して欲しくて、「カードを取るときはそのカードの単語を言ってから取る」などのようなルールを予め決めてから始めるのですが、子ども達はゲームに夢中になってくるとカードを取ることだけに集中してしまい、ますます発話しなくなるという悪循環に陥っていました。

認定講座やMATセミナーで「楽しむだけのゲームと、何のために行うか目的がハッキリしているアクティビティとは違う」ということを学び、自分が今までしていた事はただの遊び「ゲーム」だったのだとわかったのです。 

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2011年 Summer Camp にて

認定コースなどで紹介されたアクティビティは、準備もいらず時間もかからず簡単で今習った事をそのまま生かせるものばかりでした。特にその日に習ったセンテンスや質問文を言いながらじゃんけんするアクティビティは目からうろこでした。早速教室で取り入れたところ、子ども達は楽しみながら自然とQ&Aができるようになったのです。

【リズムとテンポ】

MATメソッドを本格的に取り入れてから、まず子ども達の目の輝きが変わりました。レッスンのテンポも格段に良くなり、それと同時に自分自身の意識が大きく変わりました。
以前はカリキュラムをこなす事に精一杯で、子ども達を見ているようできちんと見ていなかったように思います。友達の声に紛れて口パクだけの子やジェスチャーをしたがらない子の対処法も教えていただきました。それを実践することで、むやみやたらに子ども達を注意し、レッスンが中断することもなくなりました。

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“What (   ) do you like?” のQ&A

またレッスンがテンポよくリズミカルになったことと、ある程度のパターンが出来た事で今までは出来なかった既習事項の復習の時間も持てるようになり、少しずつ定着度も上がってきたようです。子ども達が自信を持ってきたように、私も指導方法に手応えが感じられるようになってきました。

【スタディグループミーティング】

それでも、ともすれば自己流MATになりがちなので、定期的に IIEECスタディグループミーティングに参加させていただいています。おかげでイベントも随分変わりました。ビデオ役の夫にも「以前はただの『お楽しみ会』だったが、意味のあるイベントに進化している」と褒めてもらいました。

【心を伝える英語】

MATメソッドのゴールが「TALK」であるように、私も子ども達が自分の気持ち・思い・意思などを英語で表現できることを目指しています。そしてMATメソッドならそれが実現できると確信しています。

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2010 Halloween Party にて