２０１１年６月１８日（土）、１９日（日）の両日にわたり２－Day MATセミナーが４年ぶりに福岡で開催されました。北は東北、南は沖縄から初参加、リピーターを含め総勢２１名の先生方が参加されました。いつものことですが参加される先生方の英語教育に向ける熱意には頭が下がる思いです。
１８日（土）1日目・・・ 参加された先生方の自己紹介から始まりました。先生方は、やや緊張気味のご様子でしたが、利津子先生の軽快なトークで徐々に緊張感もほぐれ、和やか雰囲気の中で指導理論へと進んでいきました。
午前中は前半の休憩を挟んで理論とピクチャーカードを使っての実践練習。特にカードの扱い方には最初、苦慮される先生方もいらっしゃいましたが、コツを掴むとスムーズにこなされていました。このカードの扱い方がレッスンの中で重要なポイントになります。リズム良く、テンポ良く進めていくためにしっかりと練習が必要ですね。
昼食を挟み、後半戦に突入。MATメソッドの理論を掘り下げて、一つ一つ重要なポイントを説明、実践しながら進めていかれました。各グループに分かれ先生役、生徒役になり実践。「見る（聞く）」と「やる（実際に行う）」とでは大違い。
理論はわかっていても、いざ、実践してみるとそう簡単にできないのがこのメソッド（笑）でも、さすがプロの先生方。練習を積み重ねていくうちに自分のものになってきたようです。あとは実際に子供たち（生徒）の前で何回もやっていくことで身についていくでしょう。練習中、緊張しつつもワイワイと楽しそうにされている先生方を見させて頂きました。これがMATメソッドの良さです。先生自身が楽しめると言うことは子供たちも楽しくなれるわけですからね。
レッスンをより効果的にするためのアイディアをいくつも習い、1日目は終了。お疲れ様でした。
夜は参加者の方々と食事会（韓国料理）。ここでも色んな話で盛り上がりました。利津子先生に色んな質問をされた
り、参加された先生方との情報交換をされたりと・・・短い時間ではありましたが、セミナー以外の時間も楽しめみました。
１９日（日）２日目・・・昨日の復習から始まりました。皆さん、良く復習をされていました。かなりの量のことを学びましたので整理するのも大変ではないかと思います。
２日目も理論と実践の構成です。MATリーディング、MATフォニックスを取り入れたレッスンをいかに行うかの理論から始まり、グループごとの練習。リーディングやライティング一つをとってもきちんと順序立てて指導していくとかなりの成果が生まれると言うことを学ばれたと思います。文字読みや文字書きを嫌がる子もいますがこれらが楽しめるように工夫されていてSlow Learnerにも優しく構成されています。
次にLearning Activitiesの紹介など大変盛り上がりました。
【先生役、生徒役になってみるのも良い勉強になりますね】
この他にレッスンプランの立て方、時間配分等事細かに説明されました。2日間では足りないくらいの内容の濃さでしたので、休憩もままならず（笑？）、終了時間が過ぎても、白熱したセミナーは続きました（笑）そして、無事にこの２日間を終了された方にMATセミナー修了証書を渡されが授与され、２日間のセミナーが修了致しました。先生方は、たくさんのことを学ばれたと思います。大変お疲れ様でした。そして、この２日間フルパワーでセミナーをされた仲田利津子先生へ感謝申し上げます。また、福岡へ来て頂けることを望んでおります。
参加された先生方は各地域でのSG(スタディーグループ）で練習をさらに重ねて、教室で活かして頂きたいと思います。なによりも「実践」です。実際に子供たちを前にして行うことが一番の練習になります。MAT セミナーへのリピーター参加者が多いのは「学べる点が多い」「さらなる発見が多い」「２度、３度と受けることでMAT METHODの理論がより深くわかってくる」からです。確実に自分の身に付けるには、繰り返し行うことです。これはレッスンでも同じことでしょう。
さあ、明日から即、「実践」です。MATセミナーを受講され、教室の生徒さんや先生方がどう変化していかれるか楽しみです。是非、iieecfsg@gmail.com までフィードバックして頂けますと嬉しいです。
福岡IIEEC事務局
坂元 誠