Reading & Writing Workshop
7月27日、IIEEC Reading & Writing Workshop が行われ、東京、中野サンプラザに、たくさんの先生方にお越しいただき、ありがとうございました。 むしむしとした暑い日でしたが、ご参加いただいた先生方の熱意が、逆に暑さを吹き飛ばすような2時間でした。効果的な英語の読み書きのレッスンをするためのMAT METHOD のたくさんのテクニックに触れていただけたことと思います。
まず、ウオーミングアップとして、Let’s Go でおなじみのABC Song からワークショップはスタートしました。特定の文字をジェスチャーしながら歌っていきます。最後の Z! のポーズでは片足立ちになるので、2回目の歌は、まるまるそのまま片足立ちで歌うという技を、先生方全員で楽しんでいただきました。
さて、ワークショップ最初に、まず先生方に理解いただいたことは、読みの基本になる語、Basic Key Words の大切さを知ることです。子供たちの出会う文章の中で、常に変わることのない単語、それがBasic Key Words です。そして、これと、フォニックスの言葉が組み合わさって、英語の文章が成り立っているのです。
Basic Key Words の読みを定着させるためのアクティビティとして、次のゲームをしました。
Slap a Question Game
Question word (who, what, when, where, how など) のIIEEC Question Cards や IIEEC Expression Cards を混ぜて机の上に広げます。またQuestion word がそれぞれの面にあるサイコロも使います。生徒は順番にサイコロを振り、出たQuestion word で始まる質問文を、カードの中から探して、すぐ言います。一番早く言えた人だけそのカードを取ることができます。同様に続けて、最後にカードが一番多い人の勝ちです。集めたカードは最後に必ず読んで見せるようにしましょう。まだ、質問文全体が読めない場合は、Question word だけを探して読ませる、ということもできますね。
さて、次はいよいよMAT PHONICS の内容です。MAT PHONICSは短期間で効果的にフォニックスを学べる画期的な方法です。このテクニックがあれば、先生方の読み書きのレッスンがアクティブで楽しいものになること間違いなしでしょう。
アルファベット、短母音、子音、3文字語の順で、ステップを踏まえて教え方を確認しました。
アルファベットでは、チャートやワークブックもゲームとして使うことができます。
SSP ABC Game
ABC チャートか、ワークブックなどにあるABC 表を使います。まずペアになって、各ペアが一つの消しゴム(チップになるもの) を、アルファベット表のある一列の上に置いて、右から左へ逆方向に、移動していきます。進むときはペアで必ず文字の名前を言わせましょう。左端のゴールの文字に到達した人の勝ちです。ジャンケンの勝ち方でゴールへの進み方が変わってきます。
グーで勝った人は1文字分、チョキで勝ったら2、パーで勝ったら3文字分進めます。簡単なアクティビティなので、何度でも、また、他の列ですることもできます。このゲームの目的は、アルファベット順でなくても英語の文字が言えるように練習させることです。
さて、英語の読み書きでは、コースブックを活用することもできます。Let’s Go 4th edition にはフォニックスチャンツがたくさん入っています。MAT PHONICS での音の理解を深めるため、このチャンツの楽しい活用方法を含めてLet’s Read! のページ全体を、よりクリエイティブに活用する方法をお見せしました。
また、TELL Writing についても、いくつかのサンプルを紹介しその理解を深めました。また、さらに、文章からさらにダイアログへ、Creative Dialog Activity では、子供たちは自分で絵を描いて楽しい会話をつくる方法を提案しました。想像力と創造力を使って子供らしい作品ができることでしょう。MAT のクラスはStudent centered ですから!
このように今回のワークショップでは、MAT Basic Reading and Writing シリーズのレベル1 の内容全体と、コースブックの発展的使い方を網羅しました。英語の読み書きはとても大切であり、英語の4 技能すべての力を育てることにもつながります。
このMAT の読み書きのテクニックを使って、楽しくアクティブな、そしてクリエイティブな読み書きのレッスンを、ぜひ実現してください。